フランス(ヨーロッパ)研修当時の様子3
私がフランスに赴任した頃はまだ日本からの直行便はなくて、アンカレッジ経由で20時間位かかっていました。
パスポートを持つのも飛行機に乗るのも初めてでパリから国内線リヨン行きに乗り変える時にはアクシデント!フランス語も全く分からないのに出発が遅れていたみたいで、搭乗者達は放送を聞いて新聞を読んだりして動きません(搭乗口は間違いないのですが)不安一杯でした。 1時間程たち皆が立ち上がったのでそれに続きやっと搭乗しましたが当時の国内線は座席指定なし?みんな適当に座ってるようで手荷物も足元に、私も足元の広い席に座り手荷物を置いているとパーサーがなにやら怒っている様子?荷物を取り上げられ持っていかれてしまいました。 (後でゆっくり考えると非常口のある席で荷物は邪魔になるので預かってくれただけでした)
リヨン空港に到着し荷物を待っていましたが、私のバックは回って来ずコンベアーは止まってしまいました。迎えに来てくれた方がドア越しに早く出てこいと、荷物が無いことを伝えると空港の方に確認してくれたのですが、なんと 私の荷物はマルセイユに行ってると(どういうこと?)
初めての海外、初めての飛行機、出だしから てんやわんやでした。(スーツケースはその日の夕方に無事届きました)
自動車免許をフランスのものに書き換える時にも、法廷翻訳した物を提出するんですが、同僚はすんなり発行して貰えましたが私は窓口に3回も呼び出され最後には責任者のおじさんから日本のこんな免許は見た事がないほんとか?と確認され(自動二輪車が限定解除)やっと発行してもらえたり、銀行に(パリ銀行)小切手を換金しに行けば(約20万円、当時8000FF) 今日は5000FF分しか換金できないから残りは来週。「あなたの顔覚えたので来週ここへ来て」と残金を証明する書類も何も無く口約束だけで帰されたり。とんでもない事ばかり起こりました 。
翌週銀行に行くとなんと係の女性は休みで居らず別の人から残金を無事に貰いましたが…
とにかく日本と違いすぎてドキドキはらはらのスタートでした。
次回、お菓子のお話を。